君待荘という名前は、前のオーナーさんがつけられた名前。1950年代に放映されていたドラマ『君の名は』からとったということは聞いています。待ち合わせがテーマみたいですね。

よくいらっしゃるお客さんは、ご家族やご夫婦をはじめとして幅広い世代の方に来ていただいてるんですが、今は特に、ひとり旅の方がとても多いです。秋になるとカメラ好きな方が仲間同士でいらっしゃって、朝早く起きて風景を撮りに行かれてますね。運が良ければ雲海も見られるしね。

僕が白樺湖を美しいなと思うのは、6月ごろ。白樺の木が新緑で芽吹いて、レンゲツツジが咲くんですよ。レンゲツツジは白樺湖の湖岸にもいっぱい咲くし、車山から霧ヶ峰まで、ずーっと咲くんだよね。梅雨にも重なるんだけれど、白樺の木の白とレンゲツツジのオレンジが、本当にきれい。ビーナスラインをドライブやツーリングしながら走ると気持ちいいですよ。

湖畔の周りは、散歩するのが気持ちいい。白樺湖のほとりに住んでいると、湖が当たり前になってしまうのですが（笑）ときどき湖周3.8kmを一周ぐるっと4〜50分で歩いてみるんですが、やっぱり天気のよい時に湖畔を歩くのは心地よいですよ。冬は寒いですけど、霧氷が見られるのもとくべつ綺麗です。

湖にいちばん近い宿なので、ぜひ周辺の景色を楽しみに来ていただけたら嬉しいです。